瞬停再始動リレー 形式:MB4はどのようなところで使うものか。
モータ等がたくさんある設備で瞬時停電が起きた時、モータの再始動に時間差をつける事ができます。
再始動のタイミングをづらして順次始動させ電源の負担を軽減し復電時の急な負荷増加による電圧降下を防ぐことができます。
MB4 は停電時間(タイムチャートのt0)の長さにより、「瞬時再始動」「限時再始動」「再始動禁止」の次の3種類の動作をします。 再始動動作を指令するために、MB4は再始動パルス:出力:taを100[ms] の出力接点に出します。
1.瞬時再始動
復電すると瞬時に再始動します。
停電時間:t0が瞬時再始動禁止時間:t1より小さい場合にこの動作となります
2.限時再始動
復電から限時再始動時間を経過すると再始動します。
停電時間:t0が瞬時再始動禁止時間:t1より大きく
限時再始動禁止時間:t2より小さい場合にこの動作をします 。
限時再始動時間は10段階の設定ができ、複数のMB4で再始動時間をずらすことによって、
電圧降下を防ぎます。
3.再始動禁止
復電後も再始動しません。
停電時間:t0が限時再始動禁止時間:t2を 超えている場合、MB4は再始動をかけません。
そえぞれタイムチャートでしめすと下記になります。
瞬時再始動リレーには、以下の2種類の形式があり、限時再始動の禁止機能有無が異なります。
それぞれ設定値による動作については、添付資料をご参照ください。
以上
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