アラーム検出中にデジタル出力がONになり、アラームが解消するとデジタル出力がOFFになる。
その様に動作させるための設定は、フロントパネルのボタン操作ではできません。
設定ソフトION Setupを使用して行います。
最初にアラームの設定を行い、その後、デジタル出力の設定を行います。
ここで、関連するアラームの項目を指定することで連携させます。
下記画面やユーザガイドのページを参考になさって下さい。
【設定概要】
(1) アラームの設定を行う。
ION Setupを開き、Setup Assistantの左側画面において、
Alarming
を選択します。
ここでは例として、「Standard」タブの中の「Over I a」(『A相電流』の超過アラーム)の設定を
行っていますが、目的のアラームを適切なタブから選んで下さい。
①Enabled(有効)を選択します。
②Pickup(検出のしきい値)とDelay(検出の時限)を入力します。
③Dropout(復帰のしきい値)とDelay(復帰の時限)を入力します。
[Save]ボタンを押して保存します。
(2) デジタル出力の設定を行う。
Setup Assistantの左側画面において、
Onboard I/O > Digital Outputs
を選択します。
ここでは例として、「D1」タブを選択し、ポートD1に出力する設定を行っています。
(なお、画面キャプチャはION9000シリーズのものです。PM8000シリーズの場合は
表示が多少異なりますが設定項目は共通です。)
①Sourceに関連付けるアラームを指定します。
②Assigned Portに出力するポートを指定します。
(3) デジタル出力の状態を確認する。
メータのフロントパネルの以下の画面で、デジタル出力の状態を確認することができます。
ホームボタン > Inputs/Outputs > Digital Outputs