PM5000シリーズにおいて、過電流などの警報の設定はどのように行いますか。
フロントパネルのボタン操作で、以下の手順で設定します。
==<過電流などの警報の設定手順>====
1) フロントパネルのボタン操作で
Maint > Setup (ここでパスワードを入力) > Alarm > 1-Sec
画面に進みます。
2) 希望の警報の種類を選択し、[Edit]ボタンを押します。
過電流であれば「Over Current, Ph」を選択します。
3) 各パラメータの値を設定します。
▲、▼ボタンで選択し、[Edit]ボタンを押すと、値の入力画面に進みます。
値の指定は、カーソルを矢印ボタンで合わせた後、+ボタンで0~9に変更します。
設定後、[OK]ボタンを押します。
Pickup Setpoint
:警報検出のしきい値。
Pickup Time Delay(s)
:Pickup Setpointで指定した値を超えた状態が何秒継続したら、警報を
検出するのかの継続時間。
Dropout Setpoint
:警報復帰のしきい値。Pickup Setpointで指定した値よりも小さい値を指定する。
Dropout Time Delay
:Dropout Setpointで指定した値を下回った状態が何秒継続したら、警報を
解除するのかの継続時間。
Enable
:警報設定の有効/無効。
Priority
:警報の優先度。
Select Dig Output
:警報検出時にデジタル出力から出力を行う場合、出力ポートを指定する。
4) 各パラメータの値を設定後、▲ボタンを押すと「Save Changes?」と表示されるので、
[Yes]ボタンを押して保存します。
5) ▲ボタンを押して通常画面へ戻ります。
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<参考>
■デジタルパワーメータ PM5500 ユーザガイド
P72 標準警報
P79 メータのディスプレイを使った警報セットアップ