1)
アラームの有効/無効については、フロントパネルのディスプレイで設定を行うことができますが、
閾値の設定は、設定ソフトのION Setupで行います。設定ソフトのION Setupについては、下記の関連するFAQをご参照下さい。
フロントパネルのディスプレイで、閾値の設定はできません。
2)
Sag/Swellアラームの詳細な設定は、ION Setupの以下の画面で行います。
この画面はPM8000シリーズの場合の画面ですが、ION9000の場合でもタブの数に違いがあるだけで概ね変わりません。
3)
フロントパネルの液晶画面の「Alarm Setup」画面における Sag/Swell に関する項目は、
ION Setupでは、以下の項目に対応します。
・フロントパネルの「Sag/Swell 1」アラームは、ION Setupの画面の「Voltage」に対応
・フロントパネルの「Current Swell Ph1」、「Current Swell Ph2」、「Current Swell Ph3」アラームは、
ION Setupの画面の「Current Swell」に対応
・フロントパネルの「Current Sag Ph1」、「Current Sag Ph2」、「Current Sag Ph3」アラームは、
ION Setupの画面の「Current Sag」に対応
目的の項目を選択して[Edit]ボタンを押します。ここでは例として「Voltage」の項目を選択しています。
4)
「Voltage」の項目を選択した場合、以下の画面が表示されます。
「Current Swell」、「Current Sag」の場合も、内容は同様です。
① このアラームを有効にするには「Force Off」のチェックを外します。チェックを入れるとアラームが無効となります。
② 基準となる定格電圧は、基本設定画面で設定する「V Nominal」の値がそのまま適用されます。
この画面でNominalを変更すると、基本設定画面の「V Nominal」の値も同時に変更されますのでご注意下さい。
「Current Swell」、「Current Sag」の場合は基本設定画面に定格電流という項目はありません。
この設定画面にて、基準となる電流値を指定します。
③ Swell(超過)、Sag(低下)を検出する閾値を、パーセントで指定します。
④ Hysteresisには復帰の閾値の”ゆとり”を指定します。
上記画面の内容(Swell Limit=110、Sag Limit=90、Hysteresis=2)で設定した場合、以下の動作となります。
・Swellは110%で検出し、110-2=108%で復帰する。
・Sagは90%で検出し、90+2=92%で復帰する。
⑤ [Save]ボタンを押して保存します。