• No : 6784
  • 公開日時 : 2023/11/29 12:35
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ION9000シリーズ、PM8000シリーズに対して、「V1 Setpoint」、「V2 Setpoint」、「V3 Setpoint」アラームの設定はどのように行いますか。

ION9000シリーズ、PM8000シリーズに対して、「V1 Setpoint」、「V2 Setpoint」、「V3 Setpoint」アラームの設定はどのように行いますか。
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回答

1)
アラームの有効/無効については、フロントパネルのディスプレイで設定を行うことができますが、

閾値の設定は、設定ソフトのION Setupで行います。
 
フロントパネルのディスプレイで、閾値の設定はできません。
 
 
2)
「V1 Setpoint」、「V2 Setpoint」、「V3 Setpoint」アラームの詳細な設定は、ION Setupの以下の画面で行います。
この画面はPM8000シリーズの場合の画面ですが、ION9000の場合でもタブの数に違いがあるだけで概ね変わりません。
 
「V1 Setpoint」、「V2 Setpoint」、「V3 Setpoint」の項目を選択して[Edit]ボタンを押すと、
 
以下の画面が表示されます。
 
 
① プルダウンメニューで「By Percentage」か「By Value」を選びます。これは閾値の単位を選ぶもので、
 
 ・「By Percentage」の時は、定格電圧に対して「±何パーセントか」
 ・「By Value」の時は、定格電圧に対して「±何ボルトか」
 
 で閾値を指定します。
 
② このアラームを有効にするには「Enabled」を選択します。「Disabled」を選択すると無効となります。
 
③ 基準となる定格電圧は、基本設定画面で設定する「V Nominal」の値がそのまま適用されます。
 
④ Pickup に検出の、Dropout  に復帰の閾値を指定します。単位は①で選んだものが適用されます。

 このように±で一つの値を指定するので、「上の閾値」と「下の閾値」は、同じ幅でしか指定できません。

⑤ 検出と復帰のそれぞれの継続時間を設定します。
 
⑥ [Save]ボタンを押して保存します。
 
 
 例1)「V Nominal」が 440V で、閾値が「±10%」の場合、396V以下と484V以上で検出します。
 
 例2)「V Nominal」が 440V で、閾値が「±5V」の場合、435V以下と445V以上で検出します。