制御盤内に小形の開閉機器などを取り付ける際に利用される、幅35mmの金属製のレールのこと。 ネジ取付と比較して機器の着脱が容易となるため、施工やメンテナンス工数の削減をはかることができる。 元はDIN規格で定められたレールだが、国際規格(IEC規格)でも採用された。このため、”IEC35mmレール” とも呼ばれる。 JIS C 2812（機器取付け用レール）、IEC 60715（低圧配電盤・制御盤の寸法、分電盤・制御盤の電気部品の機械的支持用レールに関する標準化された取付け）で各種の規定がなされている（なお、IEC/JIS規格ではほかに幅15mm、75mmなどの寸法のレールも規定されているが、特に幅35mmのレールをDINレールと呼んでいる）。