電磁接触器のコイル消費電力は、カタログ等で電磁石容量と表記されたり、コイルに流れる消費電流(コイル消費電流)が表記されたりします。コイル消費電流は,概ねコイル消費電力をコイル定格電圧で除した値になります。
電磁接触器のコイル電流は交流操作形では、投入時に大きな電流が流れ、その後は小さな保持電流になります。
その値は投入時のおよそ 1/10 と小さくなります。
直流操作形(/G)のコイル電流は投入時と保持時は同一です。
スーパーマグネットを搭載した 交直両用操作形(SC-N6 以上)のコイル電流は、交流操作形と同様に投入電流が流れた後に、保持電流に切替わり、この挙動は交流電源でも直流電源でも同様です。
コイルの電流はカタログに記載されている電磁石容量(交流操作はVA、直流操作はW)の値から下記計算式で求められます。
コイル電流 = 電磁電磁石容量 ÷ コイル電圧
例)電磁石容量 投入時90VA コイル電圧200Vと記載がある場合
90VA÷200V=0.45A の投入電流となります。
カタログには代表的なコイル電圧の仕様のみの記載となっていますが、コイル電圧が異なる場合も電磁石容量はおよそ同じとなりますので、上記計算式のコイル電圧を変更して算出してください。
代表的な電圧の電磁石容量については添付資料をご参照ください。
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