- No : 4250
- 公開日時 : 2023/08/02 12:40
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バックアップ保護協調
回答
直列に接続する二つの過電流保護装置における過電流保護協調の方式。
電力系統の上流側(電源に近い側)に遮断容量が大きい遮断器を、下流側に小さい遮断器を設置する。系統に短絡電流が流れたとき、下流側の遮断器では容量が不足する場合は、その不足分を上流側が補い(バックアップ)、同時に遮断することで下流側の保護装置への過度のストレスを防止する。下位の遮断器に経済形のものを適用できるため、非重要負荷系統の電気設備を経済的に保護する場合などに用いられる。カスケード保護協調ともいう。