- No : 4342
- 公開日時 : 2023/08/02 12:40
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保護協調
回答
ある受電設備の回路に何らかの事故が発生した場合における、各回路に設置された保護器(遮断器、ヒューズなど)どうしや、被保護器(保護器によって保護される機器:例えば断路器、電磁開閉器、端子台など)との動作についての協調関係を構築すること。
例えば、ある分岐回路上にある保護器が、その回路より上流に置かれた保護器よりも先に動作させるようにする。こうすることで、その回路に事故の起きたときでも正常な回路には給電を継続しつつ、事故回路のみを商用電源側から切り離すことができる。このようにして相互の保護器の保護特性を整定することを指して言う。
各保護器の動作方式によって、選択遮断協調やカスケード遮断協調などの種類がある。